動物福祉・保護について

1頭でも多くのいのちを救うために

1日平均89頭。2019年度に国内の動物愛護センターや保健所で殺処分された犬・猫の頭数です。(環境省統計より)

年間で32,743頭。

動物愛護団体の保護活動や動物愛護法改正により、10数年前に比べるとおよそ10分の1になりました。

減少した要因として、安易に繁殖させて処理に困った個人や、売れ残った子犬子猫を処理したいペット業者が保健所に持ち込み、税金で殺処分を行うことへの批判が高まったことがあります。

「不要になれば、売れ残れば、殺す」というシステムに対し、メディアや世論が政治を動かし動物愛護法が改正され、大きく殺処分数を減らすことができました。

しかし、未だに保健所や動物管理センターには野良犬は勿論、飼い主の引っ越しや計画性のない繁殖など身勝手な理由で飼い主自ら飼い犬や猫を持ち込み、殺処分をさせています。

子犬も例外ではありません・・・

近年はゴールデンレトリバーやトイプードルなどのような人懐き易く人気血種の犬達でさえも、ましてや少しでも警戒心が強く、特に野良を経験した雑種(MIX)は殆どが殺処分されているのです。

犬・猫を死に至らしめる方法として、日本の8割の施設では炭酸ガスを密室で吸引させる窒息死を採用しています。高濃度の炭酸ガスには麻酔効果があると科学的に立証はされております。

「安楽死」という言葉を使われる所以でしょう。

「安楽死」とは人間が自らの意思で死を選択し、医師が厳密な条件のもとに実施するものです。当たり前の事ですが、犬や猫が自ら死を選ぶことは絶対にない。現在行われている動物の「安楽死」は、言うならば「安楽殺」です。

また、犬達がガス室に入れられ炭酸ガスが充満し死に至るまでの映像を見ると、そこには目を覆いたくなるほど苦しむ姿が映っています。その死に顔は目を見開き、決して「安楽」ではないことを物語っています。

このような現状に一石を投じるべく、わたしたちは皆様からの温かいご支援のもとに今後も「アニマルウェルフェア(動物福祉)」を推奨し、動物たちの地位やQOL(生活の質)の向上に尽力します

【アニマルウェルフェア(動物福祉)】                                                       国際的に認められている動物の福祉の指標である「5つの自由」

  • 飢えや渇きからの自由
  • 不快からの自由
  • 苦痛、損傷、疾病からの自由
  • 正常な行動発現の自由
  • 恐怖や苦悩からの自由

「アニマルウェルフェア(動物福祉)」を推進し、虐待や飼育放棄など不幸になる犬や猫などを1頭でも多く救うと共に、殺処分される犬や猫を生まない社会環境を作るための活動を行います。

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捨てられた動物たちの里親募集(ライフパートナー)について

里親募集当協会では、捨てられた動物たちを引き取って下さる里親(ライフパートナー)様を常時募集しています。1頭でも多くのいのちを救うためにご協力のほど、よろしくお願いいたします。

→里親募集(ライフパートナー)についてはこちら

収容された犬や猫たちへの医療支援

収容された犬や猫たちへの医療支援病気や怪我を持ち収容された犬や猫たちの治療を行い、不妊手術やトリミングができれば、この子達は殺処分の対象から逃れ、一般家庭に家族として迎えられるチャンスは格段に増えます。収容された犬や猫達に必要な医療を受けさせ、温かい家族を作るための活動に皆様のご支援を宜しくお願いいたします。

→収容された犬や猫たちへの医療支援についてはこちら

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