保護犬「龍馬(りょうま)」について

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◆名前  

龍馬(りょうま)

◆性別

オス(H27 6月17日去勢済)

◆生年月日

2014年8月(推定)

◆犬種

MIX (柴系)

◆特徴・経歴

高知県中央小動物管理センターより引き取り。

体は一番大きく、食いしん坊。
潜在性テスト合格。災害救助犬訓練中。

2019年から「セラピードッグ」へキャリアチェンジ。

龍馬は2022年12月をもって引退することとなりました。
 
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2015年3月に高知県中央小動物管理センターから、殺処分される予定だった3頭の仔犬を緊急保護しました。そのうちの一番体が大きい1頭を高知県出身の偉人坂本龍馬の名前を頂き「龍馬(りょうま)」と名付けました。
保護した当初、怖がりながらも弟妹を守ろうと必死に前に出ていた龍馬。スタッフが時間をかけてゆっくりと心身のリハビリを行っていくにつれ、徐々に私たちに心を開いてくれるようになりました。

瓦礫や高所など障害物はへっちゃらで、人間との「かくれんぼ」が大好きな龍馬は7月に、潜在性テスト※に合格し、「災害救助犬」への道を歩み始めました。(※「潜在性テスト」…犬が潜在的に持つ、主に人や犬への攻撃性を調べるテストで特に人と接する仕事では合格は必須とする)
合格後、本格的に訓練を始め、8月には防災訓練にも初参加。はじめは消防車や救急車、重機にヘルメットを被った知らない人等・・・始めて見る怖いものが沢山あってとても緊張していましたが、周りの方達が優しく撫でてくれると、徐々に緊張もほぐれ最後には嬉しくなって笑顔がこぼれました。

2015年から3年間、災害救助犬を目指し訓練に励んできましたが、龍馬が本能的に発する警戒心を克服することはできませんでした。
2018年12月、龍馬の性格と長所を考慮し災害救助犬の訓練を止め、セラピードッグへキャリアチェンジすることが最善と考え、2019年から本格的にセラピードッグになる為の訓練を開始しました。

キャリアチェンジ後、人とふれあうことが好きな龍馬はセラピードッグの訪問先でも大人気で、「男前やなぁ」「お利口さんね」とたくさんの方に可愛がってもらいました。

シニア期に差し掛かり、もともと龍馬自身が持っていた寂しがり屋な部分が少しずつみられるようになってきました。施設の犬舎で過ごすよりは、元気で体力があるうちにもっとたくさんの「楽しいこと」や「嬉しいこと」を経験してもらいたいという思いで、2022年12月をもってセラピードッグを引退することとなりました。引退後は、ハンドラーの家族の一員として迎えます。

龍馬の育成へのご支援ありがとうございました!

当協会では、保護した犬たちに対して、「災害救助犬」「セラピードッグ」になる素質や可能性を探りながら、幸せな犬生にしてあげたいと思っています。

これまで龍馬には、たくさんのご支援や、「お勉強、頑張ってね」「たくさんの人を笑顔にしてね」「お友達といっぱい遊んでね」といったあたたかい応援メッセージをいただきました。皆様方のたくさんのご支援があったからこそ、龍馬とともに活動することができました。心より感謝申し上げます。

龍馬のためにいただいたご寄付は、龍馬が健康で元気に日々のお仕事や訓練に臨めるように、育成費用として使用させていただきました。引退後に残る分は、これから先、保護された犬の中からセラピードッグや災害救助犬を目指す後輩犬たちのために、大切に使用させていただきます。

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