【平成30年7月豪雨災害活動報告6】

今回の災害にて犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々に対し心よりお見舞い申し上げます。


7月12日午前中の捜索は昨日と同様、広島市消防局から要請されている安芸郡坂町小屋浦の土石流災害現場でした。広域にわたって被災したこの現場は、昨日6頭の犬たちでその全てを捜索することが出来なかったため、本日新たに九州からの災害救助犬1頭が合流しての捜索となりました。

過酷な状況の中、捜索を続ける災害救助犬「J」

午前中の涼しい中での捜索ですが、現場は過酷を極めています。深く堆積したまさ土が元の住宅地の形状をわからなくしています。昨日、確認できなかった箇所以外にも、現地では直接自衛隊や警察からの要望が出ています。このような状況のため、災害救助犬による捜索も難航していますが、救助隊自体もどこを重点的に捜索するか判断するために救助犬に頼っていることも見受けられます。いくつか微弱なものはあるものの、確定的な反応はありませんが、全ては救助隊に報告していますので、今後良い結果が出ることを祈っています。

2階部分にまで堆積した現場を捜索する災害救助犬「ホープ」

本日まで4日間の活動をしてきましたが、災害救助犬たちの体力や気力も限界に近いため、この午前中の捜索を最後にこの合同チームは撤収します。日本レスキュー協会が広島市消防局と調整していた地域については、他の団体にうまく引き継ぐことができました。
また明日も関東から応援が来る予定ですので、健闘を祈りたいと思います。

今回は、熊野町や広島市消防局という公的機関からの出動要請ということもあり、情報収集や現場での安全管理が比較的容易で、非常に活動しやすい環境が整っていました。
少しずつですが、この災害救助犬の有効性が認識され始めたと実感しました。

災害救助犬と隊員は共に特に問題なく元気です。

これから帰ります!災害救助犬「J」

多くのご支援とご協力いただいた皆様、これまで応援ありがとうございました。これから、動物福祉活動やセラピードッグによる慰問など、長期にわたる支援を計画しています。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。


 ※本日まで共に活動してくださった救犬JAPANとRDTAの皆さま、本当にありがとうございました。
救犬JAPAN
https://m.facebook.com/9DJAPAN/
RDTA
http://www.rdta.or.jp
 

引き続きYahooネット募金へのご支援をどうぞよろしくお願いたします。

寄 付・募金

 

 

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