【令和6年能登半島地震:被災ペット支援活動⑳】

日本レスキュー協会動物福祉事業では、能登半島地震で被災されたペットを飼われている方への支援活動を継続しています。
1月1日に出動してから職員が石川県に滞在し、珠洲市、輪島市、能登町をはじめ、県内各地で活動を行っております。

現地では、地元災害対策本部や社会福祉協議会、現地活動中の災害支援団体等と連携して活動を展開。
一件ずつ避難所や避難所周辺を巡回し、ペットを飼われている方の避難状況を調査してきました。
この調査の中で、飼い主さんとペットが避難所内に一緒に避難できているケースが極めて少ないことがわかりました。
状況としては、車中泊、避難所から自宅にペットの世話をしに通う、危険な状態の自宅に留まるなどのケースが多数ありました。
また、避難所に入れている場合でも、学校施設の玄関先で寝泊りされていたり、避難スペースの移動に伴い退去を求められるなど、居場所がなくなってしまうケースも確認されました。

環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」や各地の地域防災計画においても、ペット連れの避難者のためのペット飼養スペースの確保が必要であることが定められています。
これらのことから、当協会では行政に対し、ペットと避難できるスペースの確保を要請し続けました。
あわせて、必要な物資の提供や、避難所内でペットを飼養する際のルールの策定と説明、避難所入居後のサポートなども含め、行政機関の取り組みに伴走し、結果、ペット飼養世帯専用の避難所の開設に至っています。
現在も、飼い主さんとペットたちが適切な環境で避難生活が送れるようサポートを続けるとともに、引き続きペットと入れる避難スペースの確保のための取り組みを継続しています。

今回の活動では、石川県庁薬事衛生課や能登中部保健福祉センターと連携し、物資の輸送や分配はもちろん、避難スペースの確保や迷子動物の対応などに関して、状況の報告を行いながら進めています。
また、石川県獣医師会の先生方と連携し、遠隔での薬の処方、獣医さんの巡回診療のお手伝い、一時預かり先の動物病院への輸送なども行っています。
その他、様々な団体や機関のお力を借りて、ペットと飼い主さんのサポート支援を続けています。

今後、仮設住宅でのペットの飼養に関する課題が予想されます。
私たちが行政機関に提案し、すでに避難所で運用されている「避難所におけるペット飼養のルール」を活用し、環境設定等を含め、中長期的にお手伝いを続ける方針です。

過去の災害から課題となっていた「“ペットとの避難”がスタンダードではない」ということが、今災害で大きく浮き彫りになりました。
この状況を改善し次に進めていくために、私たちは地元に寄り添い、この先を見据えた活動を続けてまいります。

引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。
https://www.japan-rescue.com/2024donation_noto/
活動する犬たちの応援をよろしくお願いします。
https://readyfor.jp/projects/R1995

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