【令和6年能登半島地震】災害救助犬/活動報告⑦

石川県能登半島地方で発生した地震により被害に遭われた方々へ心よりお見舞い申し上げます。

□1月10日
8:30、京都府隊から要請があり珠洲市鵜飼地区の倒壊建物を捜索しました。
まず建物周辺の瓦礫を検索。また家屋内の捜索では、家屋の倒壊リスクが非常に高いことが示された為、救助隊によって一部補強作業を施した後、ドッグサーチとなりました。
サーチでは、残念ながら大きな反応はなかったものの、全く反応がなかった場所とそうではない場所が確認された為、その情報をお伝えし現場を離脱しました。
15分後消防署に戻ると、発見されました、との連絡。救助犬による反応が救助活動の一つの情報となり、迅速な発見に繋げることが出来ました。
安否不明者のご家族は今も一刻も早く会えることを願っています。少しでもそのお気持ちに応えることが、救助犬の役割の一つでもあると考えています。

日本レスキュー協会は、珠洲市内での現場の状況と犬や隊員のコンディションを考慮し、本日の活動をもって珠洲市を離脱することと致しました。
明日、輪島市での状況を調査した後、本部へ帰還します。(本部に戻りましたら、頑張ってくれた2頭にハンドラーから美味しいお肉を贈呈したいと思います)

今後は、珠洲市や輪島市から捜索要請があれば再出動できる体制を本部で整えていきます。

これまで救助犬の活動を応援して頂いた沢山の皆様、現地で救助犬を理解し連携して頂いた救助隊の皆様、本当にありがとうございました。皆様からのご寄付、コメント、メッセージは、現地で活動する隊員の励みとなり、精神的・経済的な大きな支えとなりました。心より御礼申し上げます。

なお、被災ペット支援は継続して活動しております。
引き続き応援宜しくお願い致します。

🔳1月7日よりクラウドファンディング実施中です。救助犬や訓練犬たちの平時の医療ケアにかかる費用を集めています。目標金額50万円です。
https://camp-fire.jp/projects/view/725197

 

 

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